●DOOM/THE ULTIMATE DOOM/Shareware DOOM


PCゲーム金字塔。現在隆盛を誇るFPSジャンルの基礎ともいうべきゲーム、それがこの『DOOM』です。初出は1993年のAT互換機用MS-DOS版。

ストーリー。上官の無茶な命令に逆らった為、火星に転属を命じられた主人公。衛星フォボスとデイモス(放射性廃棄物施設があったりする)の間に接地されたの次元転移装置の実験がその主な任務だったわけだったが、少し前からこの実験に関わった人間が下品な言葉を喋り出したり、爆発したりと大騒ぎ。そしてとうとう「ヤツラ」が現れた、ってな感じ。

まぁ、あんまり考えなくても大丈夫。とりあえず周りには『敵』しかいないし(笑)。
やることが単純な分、大事なのは敵の配置とマップデザイン。『DOOM』が『金字塔』たる理由はまさにここ。驚き、恐怖、そして突破したときの充足感。このバランスが気持ちいい。それが『DOOM』でした。


あっしが持っているのはPC-98版『DOOM』。CD-ROMで発売はimaineer。ちなみにPC-98版とはいっても、もちろんノーマルな9801では動作しません。256色以上の発色が可能な機種、とりあえず9821A/C/Xシリーズ或いはBe/Bs/Bp/Bfがサポートされてます。後はグラフィックアクセラレータボードを指した9801。いや、懐かしい。あ、EPSONのPC-486MUもOKです。

基本的にNoteは正式にはサポートされていませんが、過去、ワタシの所有していた、EPSONのPC-386NoteAR、PC-486NoteAU、NECのPC-9821Neでは全て動作していました。また、現役のPC-9821Naでももちろん動作します。PC-386NoteARは白黒液晶でしたが、110ピン経由で拡張IO-BOXをくっつけて、サウンドブラスター98とグラフィックアクセラレータボード(PowerWindowの何かとGA-1024だかを持ってた記憶あり)をブッ差し、外部モニターで遊んでたりしてました。『そこまでして遊ぶか?』  えぇ、遊びましたとも。


●インストール先について

全ての『DOOM』シリーズにもいえる事ですが、フォルダ名に半角スペース、全角、カナ文字は使わないように気をつけてください。
例えばC:\Program Files\doomフォルダはNG。絶対。


さて、PC-98版しか持ってないわけですが、↑のスクリーンショットはWindows上で動作している『DOOM』です。
『DOOM』は実行ファイルであるdoom.exe、データファイルであるdoom.wadに分かれています。
つまりWindows用実行ファイルがあれば、データファイルにdoom.wadを指定する事で遊べるわけです。
具体的にどう遊ぶかはこちら

●THE ULTIMATE DOOM
『THE ULTIMATE DOOM』というのは、エピソードの追加、マップの修正等が施されて発売された製品です。
また、『DOOM』にパッチを当てる事で『THE ULTIMATE DOOM』にアップグレードが可能です。パッチはここ
一度、『**_19drp.exe』で、通常の『DOOM』をv1.9まであげ、最後に『19_udpat.exe』でパッチを当てると『THE ULTIMATE DOOM』になります。
しかし、ここで問題なのは、これらのパッチはいずれも『AT互換機用』である事。
つまりPC-98版には適用されないという事です。普通のやり方では。

まぁ、とりあえずPC-98で遊ぶ事はあきらめてください。実行ファイル部分がPC-98版とAT互換機版では根本的に違うんで。無理です。不可能です。
↑にあるように、Windowsで『DOOM』を遊ぶ事が可能なので、データファイルであるWADファイルにだけパッチをあてるようにします。

で、そのパッチのあて方。以下Windows上からの方法です。
@とりあえずPC-98版はv1.2ベースのようなので、『12_19drp.exe』を使用します。
 自己解凍ファイルなんで適当なフォルダをつくって、そこの中にコピー。で実行すると5つのファイルが解凍されるはずです。
 ※本来は『DOOM』をインストールしたフォルダに解凍して、PSHELL.EXEを実行ってのが正解。
A解凍したファイルと同じ場所にdoom.wadをコピーします。
Bコマンドプロンプトを起動します。で、念の為、『us[Enter]』と打ち込んでUSモードにしておきます。
C解凍したファイルがあるフォルダにカレントを移動します。
D本番。『patch patch -FILE:doom.wad[Enter]』と打ち込みます。(『patch.exe patch.rtp -FILE:doom.wad』って事也)
 これでdoom.wadがv1.9になりました。
E『19_udpat.exe』を使って同じ事をしたら終わり。doom.wadの容量が12,408,292byteになっていれば正解です。

●Shareware DOOM
元々『DOOM』はシェアウェアとして世に出たわけですが、現在も遊べるエピソードが制限された形で、シェアウェア版が公開されています。
てっとり早く『DOOM』を遊んでみたい場合は、これをダウンロードしてくるのが吉。


●何気に思い出す

AT互換機用MS-DOS版持ってた。はず。社長からもらった記憶がある。探してみたら・・・ありました。FDD版です。4枚組。完璧だ、おれ。

←PREV     NEXT→