●Windows2000で『TOMBRAIDER』を動かす方法
そもそも、『TOMBRAIDER』が発売されたころにはWindows2000などあるわけもなく、ファンサイトの掲示板等を見ても、うまく動かす事は、 かなり運が必要っぽいのですが・・・、私の環境では以下の方法で特に問題なくインストールできました。
@コマンドプロンプト画面を起動。Alt+Enterで全画面にする。
ACDのあるドライブにカレントを移動。Install.exeを起動。
BSound cardの設定は、”No
Sound”。また、絶対に”Test”を行わない事。
”Test”をすると本来『それじゃ、そろそろ冒険を始めましょうか?』とLaraの声がするのですが、この時点で音を鳴らすと最悪フリーズします。
Cそのままインストーラーを終了。コマンドプロンプト画面は一旦閉じる。
Dフリーソフトの『VDMSound』をインストール。
E再びコマンドプロンプト画面を起動。『TOMBRAIDER』をインストールしたフォルダにカレントを移動。
FSetup.exeを起動。
GSoundcardの設定は、 SoundBlaster Port: 220 DMA:1 IRQ:7 とする。また、ここでも”Test”を行わない事。
Hそのまま設定をセーブして、終了。
I以下の記述をした起動用のバッチファイルを作成する。
DOSDRV
Tomb.exe
J作成したバッチファイルのショートカットを作成する。
そのプロパティを呼び出し、[オプション]タブ内の[表示オプション]で全画面表示に設定。
で、このバッチファイルを実行すれば、『TOMBRAIDER』が遊べるはずです。
●Windows2000でWindows95互換モード設定プロパティを出す方法
私は特にいじらなくても動いたんですが、これで動いた人もいるようなので。
[スタート]→[ファイル名を指定して実行]で、
regsvr32 %systemroot%\apppatch\slayerui.dll
とタイプします。
これで先に作成したバッチファイルのプロパティに[Compatibility]タブが追加されているはずです。
そこでWindows95互換モードを選んでください。
●Windows2000&3dfx製チップ非搭載マシンでGlideモードの『TOMBRAIDER』を動かす方法
Glideというのは今で言うDirect3Dみたいなもの。3dfx製チップであるVoodoo1或いはVoodoo2を積んだビデオカードでのみ使用可能な言語なんですが、当時は3DといえばVoodooな訳で、その頃の3DゲームはほとんどGlideに対応していました。
この『TOMBRAIDER』も、その一つです。綺麗ですよ〜。↓色味が違うのは、ご容赦。
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通常レンダリングモード |
Glideレンダリングモード |
が、Voodooチップを製作していた3dfx社が倒産してしまった事から、オフィシャルなドライバの更新は望むべくもなく、アンオフィシャルながらアップされるドライバも残念ながら私の環境では先代のKT133チップセットぐらいから安定動作しなくなっていました。
幸い何とかGlideを動作させたいと思うのは世界共通の思い(?)らしく、Direct3DやOpenGLを利用して、Glideのエミュレータ『Glide Wrapper』と呼ばれるもが作成されています。
今回、このページを作るに当たり片っ端から試して見ましたが、私の環境で『TOMBRAIDER』の3dfx版が動いた『Glide
Wrapper』は『GLIDOS』のみでした。
でわ、その動かし方をば。ちなみに一旦上記の方法で通常のレンダリングモードでは動作可能の状態になっている事が前提。
@『GLIDOS』をインストール。
A『TOMBRAIDER』のインストール先をデフォルトの”C:\TOMBRAIDER”以外に変更している場合は、『GLIDOS』をインストールした
フォルダにある”GLIDOS.INI”をテキストエディッタで開いて、EXEファイルのある場所を修正。
Name: Tomb Raider
Executable: E:\Tombraid\Tomb.exe ←こんな感じ。
ExeSizes: 873739
CDCheckFile: data\Level10c.phd
DosGraphics: Yes
VESASupport: Yes
ControlJudderFix: 100
Resolution: 2
FullScreen: No
B3dfx対応版のTomb.EXEを見つけてダウンロード。
オフィシャルな所には見当たらない(古すぎるから)が、『GLIDOS』のinstalationページにもリンクが貼ってあるから何とか。
1140735バイトのものと873739バイトのものがありますが、上の定義ファイルを見る限り、後者のもののみが対応しているみたい
なんで注意。
CGlidosを起動。Gameに”Tomb Raider”を選んで、”Start
game”ボタンを押せばゲームがスタートするはず。
です。
以前のバージョンだとデモムービーが再生されなかったり、メニュー画面がおかしかったりしたらしいですが、最新バージョンではそれもありません。
★問題点★
@$10払ってレジストしないと画面に「GLIDOS」という文字がフライングロゴ風に出っぱなしになる事。
のはずなんですが、ゲーム内の画面設定で”Select Detail”を”Mipmap”ではなく”None”にすると何故かゲーム中にはでなくなります。起動時のメニュー画面のみグルグルでてきますが・・・、それさえ我慢すればレジストしなくても遊べます。だってレジストする時、カード番号入力するのヤなんだもん・・・。
<<2003/08/22 追記>>
なんらかの拍子に、このロゴが表示されはじめる場合があります。
その時はTombraiderフォルダ内に、『プレイした日にできたSAVE以外のファイル』を全部削除してください。消えます。
ちなみに私の持っているDEMO版の『Unfinished Buisiness(※内容は、追加マップ集みたいなものです)』は、どうやってもこのフライングロゴがでてしまいます。残念。
また製品版とCDの内容が違っているようで、『GLIDOS』標準のINIファイル記述では動作自体しませんでした。
で、下のような感じに修正するととりあえずは動きます。えぇ、フライングロゴ自体は消えないんで、どうかとは思いますが。
Name: Unfinished Business
Executable: C:\Tombraid\Tombub.exe
ExeSizes: 867563, 868075
CDCheckFile: data\Level10c.phd ←こんな感じ。
DosGraphics: Yes
VESASupport: Yes ←こんな感じ。
ControlJudderFix: 1
Resolution: 3
FullScreen: No
Aウィンドゥモードで起動すると、方向キー以外受け付けなくなる時があります。てゆーか大抵そう。
そういった場合、まずAlt+Enterを押します。すると、ちょっと色のおかしいDOSプロンプト画面が表示されます。そのまま、もう一度Alt+Enterを押すと、ウィンドゥ状態になったDOSプロンプト画面が後ろにある状態でゲーム画面が表示されます。これでキー入力が正常になると思います。
★蛇足★
PS版/SATURN版の販売は前述の通りビクターさんが担当してたわけですが、何を勘違いしたのか、この『TOMBRAIDER』を『美少女アクション』ゲームとして売り出そうとしたフシがあります。↓証拠画像。
Lara様です。あーもー。
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